概要

企業は自社のデータウェアハウスを利用して、アナリティクスを推進しインサイトを創出します。このプロセスを支援するために、データウェアハウスは非正規化された構造の履歴データを保持するよう設計されています。こうした非正規化構造を使用すると、大規模な構造におけるクエリ実行を簡略化しやすくなります。最もよく利用されるオンプレミス型のデータウェアハウスには、Netezza、Teradata、Exadata があります。オンプレミス型のデータウェアハウスで直面する典型的な問題として、スケーラビリティ、管理の度合いが高いこと、コンピュートとストレージの初期コストが高額であることが挙げられます。こうした要因から、クラウドベースのデータウェアハウス・ソリューションに移行されるお客様が増加しています。

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AWS Redshift は AWS が提供するクラウドデータウェアハウスサービスです。AWS Redshift はクラウドに展開されるペタバイト規模の完全なマネージド・データウェアハウスで、AWS の他のサービスと組み合わせて、企業が持つデータから新しいインサイトを導出できるようになります。Redshift は一般的な ANSI SQL を使用しており、シームレスな移行と AWS エコシステムとの統合が可能です。

インフォシスの Redshift 移行戦略は、当社が持つデータウェアハウス導入の専門知識やアクセラレーターと組み合わせて、クラウドデータウェアハウスへの移行プロセスの高速化を支援します。

クラウドデータウェアハウス - 移行戦略

Redshift クラウドデータウェアハウスへの移行戦略.

Analytics

再ホスティング
(リフト・アンド・シフト)

  • アプリケーションの変更やクラウド最適化なしで移行
  • 迅速な移行でビジネスの目的を達成
  • オンプレミスと比較して約 25~30%のコスト削減
Value Chain

プラットフォーム変更
(リフト、リファイン・アンド・シフト)

  • わずかなクラウド最適化でアプリケーションを移行
  • データベースをフルマネージドサービスのクラウド DBへ移行
  • ETL コードをクラウド DB に合わせて修正/最適化
  • レポーティングをポイントクラウド DB に合わせて修正
  • クラウドベースのワークフロー・オーケストレーションを構築
Services

再構築/リファクタリング

  • 最も高額の費用がかかる場合が多いものの、長期的には最も高い効果が得られます。
  • アプリケーションのアーキテクトを変更し、クラウドネイティブの機能を使用して開発します。
  • 現行のプラットフォームでは達成が困難な機能の追加、スケーリング、またはパフォーマンスを強く求められる事案により推進されます。
  • モノリス型アーキテクチャからサービス指向型アーキテクチャへの移行を実現し、アジリティの強化や事業継続性の向上を目指す

図 1: AWS Redshift へのデータウェアハウス移行 - パターン

データウェアハウス移行の構成要素

データウェアハウスの移行には、複数の構成要素の移行/再構築が伴います。構成要素にはスキーマ (テーブル、ビュー)、履歴データの移行と差分データの追加、ETL コンポーネントの構築と消費コンポーネントの新規データウェアハウスへの接続の変更などがあります。

構成要素

ツール/自動化

  • Teradata
  • Netezza
  • Oracle Exadata
  • Talend
  • Informatica
  • SQL Server
  • Microstrategy
  • Qlik
  • Business Objects
  • Tableau

スキーマとデータの移行

AWS SCT/AWS データベース移行サービス/アクセラレーター

データベースコードの移行

AWS SCT/パートナー・ソリューション/社内ツール/マニュアル

データベース作業/ETL 移行

AWS SCT/パートナー・ソリューション/社内ツール/マニュアル

レポーティング/下流工程の移行

カスタム・ツール/マニュアル

ユーザーの移行

カスタム・ツール

  • Informatica
  • Talend
  • Redshift
  • Business Objects
  • Microstrategy
  • Tableau
  • Qlik

図 2: データウェアハウス移行の構成要素

Redshift データウェアハウスへの移行に役立つ AWS サービス

  • AWS SCT (AWS スキーマ変換ツール) は、一部のよく使用されるデータウェアハウスのスキーマから Redshift をはじめとする AWS 固有のデータベースへの変換に利用できます。変換済みのスキーマは Amazon EC2 のデータベースと併用でき、データとして AWS S3 に保存することも可能です。
  • AWS DMS (AWS データベース移行サービス) は、移行元データベースから AWS へのデータ移行に利用できます。同一および異種データベース間のデータ移行の両方をサポートしています。SCT と組み合わせて使用することで、DMS で移行元データベースのスキーマを移行先に変換でき、また移行元から移行先へのデータ移行にも利用できます。

Infosys データ・ウィザード:

Infosys データ・ウィザードは、シームレスなデータ移行を促進するアクセラレーターのセットを備えた包括的なフレームワークです。

Infosys Data Wizard

図 3: Infosys データ・ウィザードの内容

シームレスな移行と AWS エコシステムとの統合を実現

専門家と話す

インフォシスが提供する Redshift 移行にはデータウェアハウス導入の専門知識とインフォシスのアクセラレーターが含まれており、これらをクラウドデータウェアハウスへの移行プロセスの高速化にご活用いただけます。

インフォシスの移行戦略は、以下を利用した高速化でデータウェアハウスを Redshift に移行するお客様を支援します。

  • データのロード、データ検証、スキーマ変更 (該当する場合) にインフォシスのアクセラレーターを導入
  • データモデルの変更に関する提案と深堀り
  • 頻繁に直面する課題と解決策の広範なレポジトリ

Infosys データ・ウィザードは、50~55% の工数削減を目指してお客様を支援します。ソリューションの主要な付加価値には次の内容が挙げられます。

  • エンド・ツー・エンドの自動化
  • メタデータ駆動型
  • コードレス・フレームワーク
  • 複数の移行元、ツールと移行先をサポート
  • 複数の移行元、ツールと移行先をサポート
  • モジュール化、最適化、広範な検証

Challenges & Solutions

Infosys Data Wizard provides UI and CLI-based utilities for automated Source & Destination Inventory collection

Infosys Data Wizard provides multiple validations & reporting, includes 8-point Data Certification - UI and CLI based Validation

Infosys Data Wizard helps with automated migration execution and monitoring. Seamless integration with third party vendors like ADF, WANdisco to support live data migration and replication