「Infosys Live Enterprise Suite」 の主な提供サービスは次のとおりです。

エクスペリエンスの再定義

  • 従業員の生産性
    従業員、顧客、パートナーが 「いつでも利用可能で、どこからでもアクセス可能」 なモードでシームレスに対話ができ、APIを通してモバイル、Web、常時接続デバイスで簡単に操作が可能です。データポッドとグラフからのライブ・データを使用してシームレスなユーザー・ジャーニーを作成し、従業員は個人の生産性にさらに集中できるようになります。これにより、組織は従業員が期待する体験を提供することが可能です。これらはすべて、以下のアプリケーションで実現可能です。
    オンボーディング・プラットフォーム: 新規採用者を入社前段階からオンボーディング終了まで導くワンストップのセルフヘルプ・アプリで、スムーズなオンボーディング体験を実現します。基本的なオンボーディング手続きの詳細、新入社員が組織に定着するために必要な書類やその他の関連情報を提供します。
    従業員生産性向上プラットフォーム: 最新の社内事情、勤怠に関連するトランザクション、出張、請求、ITヘルプデスク、通知および給与、緊急連絡先、業績レビューに関連する個人情報など組織とのすべての主要なトランザクションに容易にアクセスできるようにすることで、従業員の体験を向上させる上で重要な役割を果たします。従業員の役割や業務内容に応じて関連するすべての情報へのアクセスを提供することにより、個人の生産性が向上します。従業員は、外出先で業務、アカウント360、人材プール、スキルセットなどに関するインサイトを利用することができるため、最高の体験を得ることができ、最大限の能力を発揮できるようになります。
  • エクスペリエンス コンフィギュレーション
    エクスペリエンス コンフィギュレーション・キットは、『ユーザーの心理状態を体系化する』 ことにより、ユーザー体験を再考します。この機能では、職場での実際の人間の行動を認識し、ユーザー・インターフェースとの対話方法を形式化します。ユーザーごとに日々の役割において動機が異なるため、本質的に異なる行動を示し、意思決定と期待に影響を与えます。コンフィギュレータは、遠隔計測装置を使用してこの情報をリモートで取得し、それを使用してユーザー体験をパーソナライズおよびコンテキスト化します。ライブ・エンタープライズでは、ユーザーのアーキタイプが組み込まれており、フロントエンドの体験は、職場での所属、習得またはセキュリティに関するユーザーの要望などのパラメータに基づいて最適化されます。また、体験を親しみやすくするために常にバックグラウンドで動作します。

業務プロセスの再定義

  • 直感力プロセス
    その人の直観力原理を適用して、レイテンシと距離を減らし、瞬時のシミュレーションを容易にし、ガイド付きのプラクティスを提供することで、プロセスを最適化します。フィードバックは、最も頻繁に使用するプロセスに関するユーザー・フォーカス・グループ・ディスカッションにて収集します。その後、デザイン・シンキング・ワークショップをエンタープライズ全体で開催し、これらのプロセスの効率と経験を向上させるためのアイデアを収集します。最良のアイデアはプロセス・オーナーと共有し、プロセス・オーナーは目的に最適なものを選び、最適化されたプロセスを作るための導入計画を構築します
  • インフォシス・マイクロサービス・アクセラレーション (MSA) プラットフォーム
    マイクロサービスの開発と導入のランドスケープ統合ビューを提供する、各種上流オープン・ソース・プロジェクトの事前統合プラットフォーム がMSA 開発を最短にロンチさせるための一連の独立したフレームワークを提供します。Source-to-Image プラグインを備えた統合CI/CDツールは、プラットフォーム内での開発から導入までのライフサイクルを自動化する支援をします。プラグイン可能なプラットフォームによりテクノロジーの選択肢を容易に置換することが可能です。
    このプラットフォームは、以下のサービスを提供します。
    • 開発チームが MSA プラットフォームの重要なコンポーネントと、それらがどのように連携して機能を果たすかの理解に役立ちます
    • お客様固有のニーズに合わせて評価できるテクノロジーの選択肢について、リファレンス・ポイントを提供
    • プロジェクト・キックオフのリードタイムを短縮。MSAランドスケープのセットアップを迅速化
    • 一般的なMSAパターンに対応する既製のフレームワークを提供

人工知能 (AI) サービス

  • Infosys Digital Brain Solution
    エンタープライズは大量のデータを生成し、保管しています。デジタルはインテリジェンスであり、機械学習と自動推論を利用してこのデータをキャプチャおよび分析し、注意喚起とフィードバックによりユーザー業務を支援します。また、ユーザーが継続的に学習し、人間 (従業員、パートナー、顧客、請負業者など) であれ仮想 (組織、デリバリ・ユニットなど) であれ、ライブ・エンタープライズの様々な実体とのスマートな行動を支援します。
    デジタル脳は、 (明示的なイベントからの) 直接的な信号に対するインテリジェントな対応を調整するとともに、間接的な信号 (独立したエージェントを介して検出された信号) から積極的に行動を誘発します。主要コンポーネントは以下の通りです。
    • インテリジェンスを構築して適用するためのコア認知サービス
    • 独立したAI/MLエージェントからの信号をインターセプトするエージェント・フレームワーク
    • 継続的なインサイト (短期/長期) を提供するインテリジェンス・ストア
    • トランザクションからだけでなく、組織内の従業員、ネットワークおよびデバイス間の複雑な相互作用のマッピングからも、すべてのインサイトを収集するエンタープライズ知識グラフ
    デジタル脳は、ライブ・エンタープライズにおいて次の可能性を生み出します。
    • データはもはや静的な存在ではなく、コア認知サービスの助けを借りてインサイトの源となり、将来の計画立案において役立ちます。
    • デジタル化されたペルソナを作成することができる進化した認知レイヤー、すなわち、顧客は、販売の専門家が提供するサービスに類似したサービスをボットを通して提供されます。
    • インテリジェンスを最先端に推し進め、意思決定者が行動を起こすよう積極的に促します。
    • デジタル組織に知覚力を与えます。
  • インフォシスナレッジグラフ
    エンタープライズ全体の知識グラフは、トランザクションだけでなく、組織内の従業員、ネットワークおよびデバイス間の複雑な相互作用のマッピングからのすべての情報をほぼリアルタイムでリンクします。また、関連情報を優先順位付けしてユーザーに対し表示するためコンテキスト化し、デジタル脳を通じてインテリジェンスを促進します。
  • 会話型 AI
    インテリジェント・チャットボット駆動型サービスは、エンタープライズの問い合わせや問題解決を合理化および迅速化し、包括的なチャットボット体験を提供します。
  • テキストと動画の分析

デジタル・インフラストラクチャー

  • Infosys Polycloud Platform
    デジタル世界での競争力を維持するためには、クラウド固有のアーキテクチャーとともに、最高のテクノロジー・エコシステムが必要です。複数のソリューションを提供するクラウド・サービス・プロバイダーにとって、適切なクラウド・パートナーと関連サービスの選択は非常に複雑です。エンタープライズは機敏性を維持し、コストを削減しながら効率的に運用を最適化する必要があります。 弊社のポリクラウド・プラットフォームを利用することで、多数のカタログを気にすることなくベンダーにとらわれないソリューションをクラウド・プロバイダー全体で構築することが可能になります。
    このプラットフォームは4つの柱で構成されています。
    • 顧客とワークロード中心:このプラットフォームは動的な意思決定支援フレームワークを提供し、エンタープライズが業務要件に応じて適切なクラウド・ベンダーから適切なサービスを選択できるようにし、特定のクラウド・ベンダーへの依存を制限します。
    • スマートな仲介: 業務要件は絶えず変化しており、スマートな仲介によって、弊社はお客様に最適な価格を提示し、継続的に1社または複数社のクラウド・サービス・プロバイダーから関連するサービスを選択します。エンタープライズは特定のクラウド・サービス・ベンダーや価格に縛られることはありません。
    • 開発者のエンパワーメント: サービスのプロビジョニング、導入、運用のためのセルフサービス・モデルを提供することで、フルスタック開発者を支援します。エンタープライズには、サービスを提供するための直観的なポータルが用意されており、エンド・ツー・エンドのサービス運用を監視するための360度ダッシュボードを利用することができます。これにより、大規模なシステム停止やセキュリティの脆弱性が発生した場合に、継続的にチェックできるようになります。
    • ガバナンス: 以下を保証するガバナンス・フレームワークが組み込まれています。
      • セキュリティの脅威やセキュリティ関連要件の軽視を避けるためのセキュリティ・コンプライアンス
      • 運用が予算を超えないようにするための財務ガバナンス
      • 運用が予算を超えないようにするための財務ガバナンス
  • インフォシス DevOps プラットフォーム
    弊社の DevOps プラットフォームは、継続的統合 (CI)、継続的デリバリ(CD)、継続的テスト (CT) を可能にする一元化されたWebベースのプラットフォームでお客様を支援します。
    • 事前に構築されたパイプラインによるジャンプスタートと加速
    • 標準的なオープン・ソース・テクノロジーとプラクティスを活用
    • セルフサービス・モデルによる大規模な導入によりエンタープライズ環境に対応
    • CI-CD-CTをサポートする統一されたDevOpsダッシュボードによって、包括的なライフサイクルを維持
    弊社の DevOps プラットフォームは、ソフトウェア・ライフサイクル全体の 60以上の標準ツールと統合し、20以上のテクノロジーをサポートしています。また、すべてのステークホルダーを対象としたパーソナルベースのメトリクス・ダッシュボードを実現します。DevOpsパイプラインのすべてのステップでクラウドとオンプレミスで利用可能です。
    また、以下の点で有用です。
    • クラウドまたはオンプレミスでホスト可能
    • 統一されたDevOpsダッシュボードをチームに提供することで、DevOps ツールキットとの容易な統合、進捗の追跡、デリバリ・パイプラインを通じた継続的な実行ステータスの表示が可能
    • コードとしてのインフラストラクチャーを有効化
    • 直感的なユーザー・インターフェースを提供
    • 弊社の Nia AIプラットフォームまたは既存のAIプラットフォームと統合
    • DevOps文化を奨励
  • 遠隔測定法

インフォシスLive Enterprise マネジメントプラットフォーム

私たちは新しいデジタルテクノロジーによって,混沌しますます複雑化する世界で事業を展開しています。結果として日々遭遇する風景は、予期せぬ場所からのチャンスと脅威となります。課題は、これらを感知し、生き物のように、素早く、頻繁に、そしてほとんど本能的に対応きるようにすることです。Live Enterpriseを推進するビジョンは、企業規模でのこの俊敏で柔軟に応答することです。このライブエンタープライズビジョンの実現をサポートするエンタープライズITおよびアプリケーションランドスケープを作成するには、IT管理サービス戦略を再定義する必要があります。

企業がデジタルトランスフォーメーションイニシアチブを実装する際に直面する最大のハードルの1つは、ITスタック全体と多数のIT管理ツールがサイロ状のため、ITランドスケープのアジリティが不足していることです。どうやってこの状態を抜け出せばよいでしょうか?

当社は、エンドツーエンドのエンタープライズ管理サービスを促進するためには、俊敏でインテリジェントで自動化されたビジネス成果駆動型の統合プラットフォーム中心のビューを採用する必要があると考えています。 これにより、従来のIT SLAが管理するサービスとは対照的な企業管理サービスが、ビジネスKPI主導のサービスに方向転換されるように企業が変革される相乗効果をもたらします。Infosys Live Enterprise Management Platformを使用することで変革を可能にします。

Infosys Live Enterprise Suiteの主要な製品であるInfosys Live Enterprise Management Platformは、企業がビジネスプロセス、アプリケーション、インフラストラクチャレイヤー全体で管理サービスにより生成されたデータを、継続的に検知、分析、決定、学習することを可能にする包括的なソリューションです。これは、下記3つの主要なソリューションを1つのプラットフォームに統合することで可能になりました。

  • Infosys Live Enterpriseビジネスプロセス管理プラットフォーム
  • Infosys Live Enterprise アプリケーション管理プラットフォーム
  • Infosys Live Enterprise インフラストラクチャ管理プラットフォーム

オープンソースのInfosys Live Enterprise Management Platformは、本質的にベンダーが何であろと、移行準備から安定運用そして変革までのIT管理プログラムのライフサイクルすべての段階に対応します。 これにより、お客様のアジャイルへのジャーニーが加速するだけでなく、アジャイルデジタルトランスフォーメーションにより、ビジネスプロセス、アプリケーション、インフラストラクチャのメンテナンスにおける次の革新をもたらします。ビジネス結果との投資対効果整合性がさらに向上し、クラウドやその他のデジタルプログラムへのスムーズな移行が促進されるだけでなく、完全なオーケストレーションと自動化によるコストメリットも得ることができます。

スマートワークプレイス

  • インフォシス スマート ビルディング & スペース
    インフォシス スマート・ビルディング & スペースは、実績のある弊社の SCALEフレームワークに基づいて、複数のデジタルテクノロジーにより物理的なデジタルディバイドを統合するアプリケーションソリューションを企業に提供します。弊社の SCALE (持続性、接続性、低コスト、学習システムおよび体験型) フレームワークは、スマートスペースを評価、導入、運用するための構造化された方法です。
    • 持続性(Sustainable): エネルギー、水、廃棄物、再生可能エネルギー源などの組織全体でリソースの最適化、再利用および保存を推進し、従業員1人あたりの資源の消費を削減します。
    • 接続性(Connected): 接続されたプロセス、人、インフラストラクチャを通じてリアルタイムの可視性を促進することにより、チームのコラボレーションと資産に関するリアルタイムの情報を向上させます。従業員のタッチポイント数とモバイル・アプリ上で実行できるアクティビティの数を測定します。
    • 低コスト(Affordable): 優れたステークホルダーエクスぺリエンスを促進する価値実現フレームワークを提供し、従業員エクスペリエンスと取り組みを向上させるだけでなく、二酸化炭素排出量と運用コストの両方を削減します。社員の離職、クレームの減少、生産性と効率の向上を測定します。
    • 学習システム(Learning Systems): 使用パターン、ステークホルダーの嗜好、コストの閾値の増加に基づいて、学習することに重点を置いたシステムを構築します。AI/MLおよびその他の手法を使用して、リソースの最適な使用とパーソナライズされたデリバリを保証します。
    • 体験型(Experiential): スマートスペースソリューションは、優れたユーザーエクスペリエンスを実現するとともに、特定の環境でユーザーが最も効率的に作業できるよう支援します。

スマートワークフォース

  • Infosys Wingspan: 継続的な学習をサポートし、組織がデジタル環境における人材変革ジャーニーを加速することを支援する次世代学習ソリューションです。これにより、組織は既存の人材をデジタル社会における将来のニーズに対応できるようにさせます。弊社のWingspanシステムは、オープンソーステクノロジをベースとし、いつでも、どこでも、どんなデバイスからでもアクセスできるように設計されたクラウドファーストでモバイルファーストのソリューションです。また、従業員間の学習とコラボレーションの文化を促進するとともに、人材の生産性向上を時系列で確認するための戦略的インサイトを上司に提供できるように構築されています。コンテンツは常に進化し続けており、リーダーによるトレーニング、補助学習、自己学習セッションの組み合わせを通じて、関心、スキルセット、機能、役割に基づいた学習を促進します。

流動性のある運用モデル

  • デジタル運用モデル: 人材とプロセスとツールを上手く組み合わせることで連続した成果をもらす持続可能性に必要不可欠であり、当社の顧客はこの運用モデルを信頼し複雑なデジタルトランスフォーメーションを推進します。このモデルのアクセラレータには、次の利点があります。
    • デジタル・ソリューションに合わせた設計
    • 問題の発見からソリューションの構築までの時間とスペースを短縮するための顧客のそばでの実行
    • エンタープライズ規模でのアジャイル導入
    • 自動化されたプロセスによる高速運用
    • 継続的学習

ス、ツールを統合することが不可欠であり、お客様はこの運用モデルを利用して、デジタ

組織カルチャー変革ドライブ

  • マイクロチェンジマネジメント
    エンタープライズがデジタル変革を行うためには、以下のように組織と従業員の変革が必要です。
    • より機敏になること。
    • デジタルファーストマインドを持つこと。
    • クラウドとAIの新たな支配的パラダイムを採用すること。
    • 従業員の再教育・再雇用を実施すること。
    それぞれの変革は、単独でも組み合わせても非常に破壊的な変革になる可能性があります。したがって、この変換に伴う変革管理が始まりからすべてのステップにおいてアプローチ全体に適切に組み込まれていることが重要です。ここでマイクロ変革哲学が重要な役割をもつようになり、組織は (アジャイルの考え方に従って) 各マイクロステップずつ変わり始め、そのステップごとに変革管理が行われます。マイクロ変革アプローチの3つの原理は以下の通りです。
    • マイクロチェンジシグマ: マイクロチェンジの介入は、アジャイルスプリントに沿って実施されるため、アジャイルビルドとともにチェンジはマイクロステップずつ実施されます。マイクロチェンジシグマは、変換時に大きな変革をもたらすのに役立ちます。
    • ルーチン +1: チェンジの一手は、現在のプロセスのルーチンを変更 (ルーチン +1) し、適切な手掛かり、注意喚起、報酬、認識を提供することにより、マイクロチェンジにおいてボトムアップで実施されます。これは、従来のトップダウンのOCMが不要であることを意味するものではありません。継続的な方法でのマイクロチェンジの必要性とともに、初期に必要とされます。特に変革の開始後に必要となります。
    • ビヘイビアチェンジ: ボトムアップのチェンジ管理を支援する手掛かりと報酬は、最終的な行動の変化、望ましい結果、ビジョンの達成につながり、目標とKPIを通してデジタル変革をもたらします。
    マイクロチェンジマネジメントアプローチの最も重要な側面は、各マイクロステップでの変更の最初のとっかかりを推進する、基礎となるKPIデータと分析力によるインサイトです。このインサイトによって、スプリントごとに迅速なイテレーションと修正が可能になり、変革の終わりまでには、マイクロステップごとに壮大なビジョンを達成できるようになります。